メディメッセージでは、医療の裾野の広さを紹介できる
一般の方々は怪我などをしない限り、理学療法士さんと関わることはありません。医療機器の販売に携わっている私でも、病院のリハビリ室に行くことはあっても、そこでどういう訓練をやっているかまではなかなか詳しく見ることはできません。それが、メディメッセージでは医療の裾野の広さを紹介することができるのです。「がん」「脳卒中」「心筋梗塞」の三大疾病がテーマだったので、来場者に片麻痺(半身麻痺)体験をしてもらったらどうかと提案したところ、「それでいこう!」とまとまりました。この体験ブースで、理学療法士の方々の仕事がとてもわかりやすく伝えられたと思います。
苦労したことのひとつは、体験用の器械や器具を集めること。県内の行政機関や大学、福祉団体のみなさんにも毎年ご協力いただけるようになりました。当然、病院のスタッフのみなさんの協力も欠かせません。普段の仕事を真面目にコツコツやることがいかに大切かを、実感しました。