畑鈴乃 Hata Suzuno

静岡で働きたかった、というのが一番の理由です。富山県出身なんですが、旅行で訪れた静岡が大好きになって、就職して家庭をもったり子育てをしたりするなら、自然豊かで交通の便もいい静岡を、第二の故郷にするのもいいなと考えたんです。
営業職を希望していたので、医療関係だけでなく他の業種も探しました。最初は住宅関係で、お客様から話を聞いてそれ以上のことを提案するのが楽しそうだなと思ったんですが、医療の仕事も同じように、お客様からの要望に「こういう機能がありますよ」と柔軟な提案ができるんじゃないかと。文系学部でしたがホームページの「最初はみんなゼロからのスタート」という言葉のおかげで、不安はありませんでした。
協和医科器械がいいなと思ったのは、面接の雰囲気がよかったからです。緊張しすぎてうまく答えられなかったときに「ゆっくりでいいですよ」と返事を待ってくださったり、答える順番を後にしてくださったり、温かい配慮が印象的で、こういう会社なら安心して働けると感じました。実際、今も周りの先輩たちが気軽に声をかけてくれるので、とても働きやすいです。

4月に入社し、マナー研修などを経た後、エリア営業として沼津支店に配属になりました。医療用語や扱う商材のことも分からない状態で、最初は先輩の説明を聞いても理解できませんでした。最初の研修は、どんな機械を扱っているか、それぞれの使い方を学ぶというところからのスタートでした。各種医療機器やウエットティッシュ、マスクなどの消耗品を販売するのですが、先輩が開く研修では、どの診療科で何を使うかを学んだり、入院から手術の流れや手順、その時に必要なものなどを動画で見たりして勉強しています。
配属後は、いろんな上司や先輩に同行して、担当エリアの病院を回りました。気になったことはその都度すべてメモしたり、質問したり、帰ってから調べたりしています。質問すれば先輩がかみ砕いて分かりやすく説明してくださるので、本当に助かっています。
機器が故障したと連絡をくださったお客様を訪問する先輩に、同行したことがありました。メーカー修理の説明と、代替案を提案した先輩に、お客様が「〇〇さんに頼んでよかった」とおっしゃるのを見て、会社名ではなく個人として覚えていただけるのがすごくいいなと感じたんです。
2ヵ月経って少しずつ先輩から病院を引き継ぎ、これから数を増やしていくところです。土地勘がないので、周りの先輩や上司にアドバイスしていただき、地図を用意して回る順番を自分なりに考えたりしています。

先輩はそれぞれ営業の仕方が違うので、同行していいなと思ったことは全部参考にしたくて、たくさんメモを取っています。その中で、これから実践していこうと思っているのは「たぶん」「～だと思います」と言わないこと。不確かな返事だとお客様を不安にさせてしまうので、分からないことに対しては「いったん確認します」と答え、調べてから再度回答するようにしています。そして、ちゃんと選択肢を出すこと。「これはありませんが、こういうのならあります」、こちらから押し付けるのではなく「こうしたらどうでしょうか」と決定権が相手にあることを意識する。こういったことを、これから意識していこうと思います。
エリア営業なので、産婦人科、外科、内視鏡担当、耳鼻科や眼科など、幅広い病院を回ることになります。それぞれで扱う商品も違うのですが、幅広く得た知識が、いずれ総合病院を担当したときに役に立つはず。その時のためにも、今しっかり勉強しておこうと思います。
目標は「協和さん」じゃなくて「畑さん」と呼んでいただける営業になることです。