文系学部から憧れていた医療の仕事へ。 検査用の顕微鏡や機器類を提案・販売。
2022年度入社 静岡支店 検査・システム営業部
市川真希 Ichikawa Maki
Question 今の仕事内容を教えてください
静岡支店の検査・システム営業部で、焼津から掛川エリアの病院を担当しています。採⾎をして病気の原因を調べたり、尿に悪いものが⼊っていないか調べる機器や、検査で使う試薬を販売したり、体の⼀部の細胞をとって癌かどうか調べる顕微鏡などを販売する仕事です。主に出入りするのは臨床検査室や病理検査室で、病院の先生や臨床検査技師の方と接することが多いです。
顕微鏡の修理をすることもあります。顕微鏡を何十台も使っている病理検査室から、不具合の連絡をいただいたとき、私が見て対応できそうなら直し、難しいようならメーカー修理を依頼します。その場で解決できたときに「ありがとう」と言っていただけると、やりがいを感じますね。
お客様との会話の中から、どんな機械が必要か、不具合がないかを聞き取って提案するため、メモとボールペンは必須アイテムです。2年目で分からない単語もまだまだ多いので、書き留めておいて会社に戻ってから調べたり、上司や先輩に聞いたりするようにしています。
Question 協和医科器械を選んだ理由は?
ずっと医療系の仕事に就きたいと思っていたんです。大学は法学部に進み、他の業種も考えましたが、自分のやりたいことを突き詰めた結果「やっぱり医療系を選ぼう」と。それで、地元静岡で文系学部から医療に携われる会社を探しました。静岡でもっとも名前が知られていると感じて、協和医科器械を選びました。実際働き始めてみると「協和医科器械です」と言えば「ああ、協和さん」と言ってくださる方が多いですね。これまで歴代の社員の方々が信頼を築いてくださったからだと感じています。
新入社員研修後、部署の希望を書かなければならないんですが、どの部署が何をやっているかよく分かっていなかったんです。配属になってから、様々な検査機器や試薬を取り扱うんだと知りました。専門用語が多いのでとにかく覚えるのが大変ですが、上司や先輩から資料や本をもらったりして勉強しています。分からないことは、先輩や上司に質問すれば嫌な顔をせずに教えてくれるし、「調子どう?」と気軽に話しかけてくれるので、とても働きやすい環境だと思っています。
Question 仕事をする上で心がけていることは何ですか?
知識がまだまだ足りない分、明るい笑顔を心がけています。それから、メモを取ることが多いけれどメモだけに集中しすぎないよう、なるべく相手の目を見て話を聞くように気を付けていますね。
あとは「報・連・相」です。1年目は基本的に先輩や上司に同行し、2年目に入る頃に先輩から担当病院を引き継いだんですが、任される仕事が多くなり、何から手をつけていいか分からなくなったことがありました。上司に電話で事情を説明して初めて、切羽詰まっていたんだと実感したんです。それまで一人でやり切らなきゃ、と思っていましたが、相談すれば絶対に手を差し伸べてくれるので、それ以降、一人で難しいと思ったものはすぐに上司に確認・相談しようと考えるようになりました。
扱う商品は高額なものも多いですが、今後はそれらの提案から購入まで、自信をもってできるようになるのが目標です。先輩や上司は、お客様との会話の引き出しや知識がとても豊富なので、私もその場で切り替え提案や他社との比較ができるくらい商品知識をつけて、メーカーの強みまで答えられるようになりたいですね。
それから、女性ならではの産婦人科系にも提案していきたいです。顕微鏡の中にはIVF(体外受精)で使う商品もあり、女性の出入りが多いところには女性の営業が訪問する方が安心感があるのではと思うので、いつか行ければいいなと考えています。
学生へのメッセージをお願いします
私は医療系の仕事に決めるまでにすごく寄り道をして、金融系や食品系など、いろんな業界を見ました。そんな中で、やりたいことは何だろうと突き詰めて考え、たどり着いたのが協和医科器械だったんです。提案した商品を実際に病院で使っていただき、患者様が助かったと聞くと、医療に貢献できたと実感できます。就活には正解がないからこそ、悩みや不安が出てくると思いますが、周りに相談したり、リフレッシュしたりしながら、自分が納得するまで頑張ってください。